皆さんこんにちは。桜ムスメです。
さてさて、秋もたけなわ。
先日、都城のお隣、高岡にある【去川の大イチョウ】の黄葉が見頃を迎えているということで、
さっそく見にいってまいりました!!!!
いざ、車に乗り、
都城方面から国道10号線を宮崎へ目指して30分、表示板に従って右折しさらに進んでいくと・・・・、
発見!!!!!
そして、噂の大イチョウは…、
↓↓↓こちらっっっっ!!!!!!!!↓↓↓
見よ!!!!この見事に黄葉した大イチョウを!!!!!
あまりのでかさに、とても1枚の写真に取りきれなかったとですが…
な、な・・・・なんとその高さは41m!!!!!!
みやざきの巨木100選に選ばれているとともに、
国天然記念物にも指定されており、
樹齢は800年にものぼるそうです☆
それにしても、ひらひらと舞い落ちるイチョウを眺めていると、小学校の時に習った、与謝野晶子のこんな和歌が思い出されます。
~金色(こんじき)の ちいさき鳥のかたちして 銀杏(いちょう)散るなり 夕日の丘に~
木の下の方では、次から次へと、絶えず舞い降りるちいさき鳥たちが
地面をすっかり黄金色に覆いつくしておりました。
話はすっかり変わるのですが、
そういえばこの去川の大イチョウ・・・、
聞いてびっくり!なんと島津家初代忠久ゆかりの大イチョウなんだそうですよ~!
かつて薩摩街道だったこの地に、忠久が植えたものであると伝えられているんです!
11月15日から、夜間ライトアップも始まっているとのことです♪♪(期間や時間帯については詳しく分かりませんが・・・)
実は、昨年ライトアップされたイチョウを見に行ったのですが、
ライトに照らされて闇の中に浮かび上がる大イチョウの姿は圧巻!
とっても幻想的で綺麗でしたよ♪
ところで・・・、
ここは、薩摩街道の関所【去川の関】があった場所です。
(薩摩街道というのは薩摩から支藩である佐土原藩に至る街道)
島津家16代義久公によって設けられたのですが、
薩摩藩の設けた関所の中ではもっとも厳しい取り調べがなされた関所であったそうです。
薩摩で、【日向送り】の罪とされた場合、この去川の関を通過して日向の国へと抜けていくことになるのですが、
この場合、ただの国外追放というのでなく、
去川の関にさしかかるところで、現地の武士たちによりなぶり殺しにされる実質死刑のようなものだったのです。
西郷隆盛が、月照僧とともに錦江湾で屋形舟から身を投げ、入水自殺を図ったのも、
安政の大獄で危険人物とされ捕えられる恐れのあった月照僧を、かくまうべく薩摩へ連れてきたのに、
島津斉彬の死後、保守に転じた薩摩藩より、この【日向送り】を言い渡され、
月照僧の行く末を悲観した経緯があったからなんですね・・・。
←イチョウの反対側にある紅葉もピークを迎えています
そういった歴史背景もさながら、
様々な出来事や人間の思惑が交錯する中で、
800年余りの悠久の時を経て今もなお去川の地に生き続けているイチョウ。
その風情や佇まいには、圧倒される独特の雰囲気があり、木が放つパワーというかオーラを感じることができますよ!
大木・古木には木霊が宿るとも言われますしね♪
わたしも何だかパワーをわけてもらった気がします。
皆様、晩秋の原風景の中に佇む大イチョウを是非見に行ってみてはいかがでしょうか?
以上桜ムスメでした♪